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御 挨 拶

代表取締役社長 多山 洋文

 2014年3月15日、弊社は、おかげさまで創業100周年を迎えることができました。
 これもひとえに、お客さまはじめ、大崎電気・関西電力の両株主様、協力会社や取引先の皆様、地域の皆様のご支援の賜物であり、また諸先輩のご努力のお蔭と、深く感謝致しております。
 1914年に、当時、箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)の電気課長をしておりました芦田健が上司の小林一三氏の支援を受け、設立した芦田工業所をルーツとしております。
 創業者の芦田社長は、「これからは電気の時代」との先見を持ち、まずは米国の電気メータの輸入販売事業を立ち上げ、その後、米国メーカーとの技術提携で電力量計の国産化に取り組み、電力量計メーカーの先駆者となりました。
 その後、芦田工業所は、小林一三氏の尽力で東京電灯の子会社(社名も東光精機に変更)となり、さらに戦後、関西電力の関係会社となりました。そして、戦後の日本経済の高度成長の波にのり、大阪証券取引所に半世紀に亘り上場(1949年〜2003年)した時代もありました。
 しかしながら、経済成長の鈍化と電力自由化により電力投資が大きく減少し、2004年には、関電グループ会社の再編により東光精機は、関西計器工業、園田計器工業、関西変成器工業と合併し、「エネゲート」として新たなスタートを切りました。
 さらに、2007年には、今日のスマートメータの時代を見据えて電力量計のトップメーカーである大崎電気と関西電力の資本業務提携により、大崎電気の子会社となり、3社の連携がスタート致しました。
 エネゲート創立以来の10年間は、次の飛躍にむけて、4社事業所の再編整備、生産設備や情報システムの刷新など経営基盤強化に加え、大崎電気との連携強化による製品開発の加速や幅広い人材の育成に努めて参りました。
 特に、関西電力様の新計量システムに対応するためのスマートメータ新工場「ECOCUBE」の建設、研究開発機能強化のための「スマートラボ」の新設、そして「ECOCUBE南館」の建設とトランス事業部の移転統合など、スマートグリッド・スマートメータ時代に対応した開発製造拠点を整備して参りました。
 今後は、関西電力および大崎電気グループの一員として「電力の安定供給を支える」使命を確実に果たしつつ、100年続いたコア事業を「深める」、「拡げる」、「脱する」の『深・拡・脱』をキーワードに、発展させ、「低炭素社会の実現に貢献する」エネルギーマネジメントや太陽光発電関連さらには国際事業など、新規事業にも積極的に挑戦して参ります。
 創業100年、エネゲート創立10年の節目の年に初心に帰り、次の100年に向けて新たな気持ちで従業員一同全力を尽くして参りますので、更なるご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。 

2014年  3月 吉日     
株式会社  エネゲート  
取締役社長 多山 洋文