製造の「匠」

開閉器子局の調整
  • 溶接作業
板谷さん
  • 板谷さん
開閉器子局の組立
  • キュービクル組立・配線のチェック
  • 板谷 真宏
  • 制御機器事業部 製造グループ
資 格
ガス溶接技能講習修了
プレス作業主任者技能講習修了
玉掛技能講習修了
アーク溶接特別教育修了
ホイストクレーン特別教育修了
「JIS半自動溶接適格性証明書」取得
フォークリフト運転技能講習修了
危険物取扱乙種4類

板谷さんは現在、制御機器事業部の製造グループに所属し、配電盤、キュービクルの組立配線作業に従事されています。20年以上にわたり、安全教育や防災訓練の計画、指導にも携わり、その存在は事業部にとってかけがいのないものとなっています。また、品質面でも、失敗事例シートを作成するなど、従業員や協力会社に、根気よく丁寧に指導して再発防止に取り組み、この5年間でも80%以上の社内不適合削減を達成されています。

板谷さんは、以前は製缶現場で溶接作業をされていました。現在、溶接は、リベット接合に変わりつつあり、精度・作業性・作業環境も向上していますが、強度や構造面から溶接が必要な部品があり、製缶現場では重要な作業となっています。他の桟械加工と違って経験とカンによるところが大きく、急熱急冷により材料に発生した歪をいかに取るかが苦労する点です。また、溶接面をかぶって溶接状態を直接見て作業過程を確認できるのは自分しかいないため、常にラストマンであるという意識を持って作業をしなければなりません。組立配線に異動した今もその気持ちは同じということです。

また、作業方法や手順に問題があれば、時間がかかっても、その内容を分析し作業改善をあせらずひとつひとつ納得するまで行っていくことにもこだわりを持っています。

配電盤やキュービクルがきれいに塗装、組立配線され、検査合格後、無事出荷されていくのを見るとホッとするとともに達成感を感じるということで、 今後は、今までの経験や知識を活かし、グループの垣根を越えて作業工程の全体をみていくことを目標とされています。

板谷さんの趣味は、ウォーキングと散策をかねて万博公園や京都に行くことで、休日のリフレッシュを仕事への活力につなげているのですね。

 



経歴(実績)
S52年〜H26年
配電盤、キュービクルの製缶作業、塗装、メッキの受入作業
               上記の工程、品質、原価管理
H26年〜現在 ・・・
配電盤、キュービクルの組立配線作業

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